株式会社吉田生物研究所
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HOME > 人形など繊維使用作品をそのままに.. 繊維製品の劣化を防ぐ保存処理
保存処理を施した、与勇輝氏の人形作品
繊維製品の劣化を防ぐ保存処理
私たちの周りにある麻、絹、木綿、化繊などのあらゆる繊維製品は、経年とともに自然劣化して行きます。従来ではどんな繊維も劣化は避けられないものとされており、唯一防止の手段として、紫外線や酸化を避けて保存する方法がとられて来ました。
私共は数年来、この繊維の劣化防止という課題に対し、解決策を講じるために真摯に取り組んでまいりました。そしてその結果繊維の劣化を食い止めることの出来る樹脂の開発に成功しました。
この製品を使用することによって繊維製品の劣化を防止するだけでなく、繊維製品の持つ風合い、色合いを保ちながら、既に劣化の進んだ繊維に強度をつけることが可能になったのです。
繊維は劣化が始まると同時に分解生成物である-COOH基が生成されます。
-COOH基と化学反応(架橋)を起こし、脆化を食い止める

当社が開発した処理剤はこの-COOH基と化学反応を起こし、脆化を食い止める働きを促します。例え脆化が少ない場合(-COOH基が少ない場合)でも、別成分として繊維を強化する働きがあり、これらの効果により、劣化を中止させ、見た目の色や風合いを損ねることなく、繊維を現状に保つことが出来るのです。
またこの樹脂は、あらゆる繊維に対して有効であり、効果が持続します。(※劣化の程度や保管環境等により、効果の持続は変わります。)現状では劣化が進んでいないものはもちろん、既に劣化してしまったものであっても、強度をつけるとともに現状を維持し、将来の劣化を飛躍的に遅らせることが出来るのです。

繊維によって制作された、文化遺産ともいえる作品等が、私共の保存処理によって従来の枠を超えて可能な限り人々の目に触れ、さらに後世へ伝え遺って行くことを願って止みません。