HOME > インフォメーション一覧 > 2008年4月23日讀賣新聞 掲載記事「シーラカンス永久保存」
2008.4.23(wed)
「生きた化石」と呼ばれるシーラカンスを永久保存するため、特殊な樹脂加工をした標本が、京都市山科区の𠮷田生物研究所でほぼ完成した。茶褐色のウロコに覆われた全身は今にも動き出しそう。東京・国立科学博物館で開催中の「ダーウィン展」で展示される。
アフリカ・タンザニア沖で2005年に捕獲され、東京工業大に寄贈されたメスで、全長170センチ、内臓を除く重さは85キロ。
魚体の変形を防ぐため石こうのギプスで包み、特殊な溶液に浸して水分を樹脂に置き換えた後、はげ落ちたウロコを一つひとつ復元する作業を行っている。
体液を樹脂と交換し制作されたシーラカンスの標本(京都市山科区の𠮷田生物研究所で)