枯死判定を受け2月に伐採された、松江市南田町の名木「舟つきの松」を後世に伝えようと、市は幹の一部を利用してモニュメントを作り展示を始めた。26日、展示場所となる同市北田町の母衣小で除幕式があった。
モニュメントは、伐採した松の根元部分の幹を使い、表面に消毒をして仕上げた。高さ約1メートル、幅約1・3~1・7メートルで、市が京都府の文化財保護業者に制作を委託した。
除幕式は同小1階の地域交流スペースであり、児童や地元住民たち約100人が出席。制作を市に要望していた住民団体「舟つきの松記念事業実行委員会」の三島敏暢会長(75)=南田町=は「子どもたちに愛してもらい、教材にもなれば」と期待していた。